ワトルズの教え~「引き寄せの法則」の原点

100年前の「引き寄せの法則」の原点となる教えを実践することで、思い通りの人生を歩んでいます。それが「ワトルズの教え」です。その教えをたくさんの人に知ってもらうために実践したこと等を書いていきます!このブログで誰かの人生が良くなれば幸いです。

「許すこと」と「手放すこと」

こんにちは!ワトルズの教え」の伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。

 

皆さんには、どうしても相性の悪い人がいたり、常にうまくいかない事があったりしませんか?

 

例えば、職場でやることなすことがどうしても鼻についてイライラさせられる人がいるとか、急いでやらないといけない仕事をする時に限って、必ず誰かの邪魔が入るとか。

 

でも、これらのことは、すべて自分が引き寄せているんです。

 

「いやいや、自分は普通にやっているのに気を使わない人がいるんだよ!」

 

そう言いたくなりますよね。

 

それは、よく分かります。私も同じだったからですね。

 

でも、それでも言います。

 

それを引っ張ってきているのはあなたです。

 

いや、言い方を変えましょう。

 

それらは、あなたの考え方ひとつでどうにでもなるんですよ。

 

 

1.次男との関係

 

私は、現在妻と社会人の次男と3人で住んでいます。

 

この次男がなかなかのくせ者で、私をイライラさせることがよくありました。

 

例えば、自分の部屋の電気を使っていないにも関わらず、つけっぱなしにしていたり、玄関の靴を全然並べずに脱ぎ捨てていたり、洗濯をする人(私です!)の煩雑さを考えないで、洗濯物を随時出さず、溜めて出したりなどなどです。

 

だから、彼のやることなすことがいちいち癪に触っていました。

 

「早くひとりだちして、家を出ていかないかなぁ」と思っていたほどでした。

 

でも、ある日その次男が、泣きそうな顔で私たち夫婦にこんな話をしました。

 

「俺は、ADHDかもしれない」と。

 

ADHDとは、不注意、多動性、衝動性の症状を特徴とする精神疾患です。

 

次男は、仕事で度々ミスをするらしく、上司からも毎回叱責されているとのことでした。

 

本人も気になり、ネットで色々調べたらしいのですが、そのADHDの条件が自分にことごとくはまるようでした。

 

それで、私は全ての謎が解けました。

 

次男の注意しても注意しても直せなかった生活の悪習は、彼の無頓着からくるのではなく、精神的疾患に起因していたんです。

 

つまり、悪意などないんですね。

 

それから、私は次男のできないことを許容するようになりました。

 

次男ができないことは、私がカバーすればいいし、それに次男のやる悪習はそもそもそんなに目くじらを立てることではないと思いだしたんですね。

 

すると、私自身が楽になりました。次男のやることが何にも気にならなくなったんですね。

 

そして、もっと驚くことがありました。

 

なんと、次男の悪習が改善してきたんですね。

 

もちろん、たまに抜けたりすることもあるのですが、電気もきちんとして消すようになり、靴もきちんと並べるようにいなりました。

 

先日なんかは、洗濯物を出し忘れていたと私に謝りに来ました。

 

2.駐車場のトラブル

 

新しく駐車場を借りました。

 

近所では、毎月の料金が高いところしか空いていなかったので、近所の車両の高さ制限がある立体駐車場を借りていました。

 

でも来年に、高さのある車を買う予定だったので、近隣で今の駐車場代とあまり変わらない料金の駐車場を探していました。

 

するとほどなくしてそんな条件に合う駐車場が見つかり、早速私は契約をしました。

 

そこは、車3台を縦列にとめる月極駐車場で、同じ敷地に数台がとめられるコインパーキングがありました。

 

車を縦列にとめると出入りが難しくなるので、真ん中のスペースは貸し出しをしていないとのことでした。

 

駐車場の契約が済み、あと数日で車をとめられるようになった時、たまたま私は、通りがかりに、誰かが貸し出していない真ん中のスペースに車をとめているのを目撃しました。

 

その時、私は不安になりました。

 

ここにとめていると結構トラブルがあるんではないかと。

 

そして、その予想は現実のものとなりました。

 

コインパーキングのひとつだと勘違いした人が、私の借りているスペースに車をとめて、車がとめられなかったり、案の定、月極で貸し出していない真ん中のスペースにたびたび違法にとめる車があったり。

 

駐車場には野良猫が3匹いるのですが、私の車の下にエサをいれた皿を置いている人がいたり、そのせいで野良猫がフンをしていたり。

 

私はイライラがピークでしたね。

 

今日も何か、駐車場で嫌なことがあるんじゃないかと毎日思っていました。

 

そして、実際イライラさせられることがしょっちゅうありました。

 

で、ある日とうとうその違法駐車をする人と遭遇したんですね。

 

その人は年配の女性だったのですが、イライラがたまっていた私は、かなり強い口調で注意しました。

 

私がイメージしていた人とは全く違う人の良さそうなその女性は、何度も謝りながら、隣接する建物にときどき用事があり、そこの人から真ん中のスペースにとめていいと言われたと話しました。

 

野良猫にエサを与えていたのもその女性のようで、ついつい可愛いのでエサを与えてしまっていたとのことで、私が車の下にエサの皿を置かないで欲しいと言うと素直に謝り、エサやフンの回収もすると約束してくれました。

 

そう言われると私も駐車場に固執することはなくなり、真ん中にとめられても問題ないと思うようにしました。

 

すると嘘のように、今まで起こっていた駐車場のトラブルがなくなりました。

 

 

3.「ワトルズの教え」

ウォレス・ワトルズは、その著書の中で、「悪い人間や邪悪な人間はいない」と言っています。

 

もし、間違ったことをした人間がいたとしても、たまたま道を外れただけで、罰をうけるべきものではないとしています。

 

人は皆、今の時点では今のままで完璧な存在で、完成に向かっている存在だというのです。

 

つまり、ワトルズは、まだ未熟で、未完成な人間同士が、互いを認め、尊重することが大切だと説いているのだと思います。

 

そして、そのカギになるのは、「許す」ことだと思うのです。

 

私が次男を「認め」「許す」ことで、彼は私にとっての「困り者」ではもうなくなりました。

 

駐車場の問題もそうです。

 

問題だと思うことを「許し」「手放す」ことで解決に向かいました。

 

そうなんです。私自身に起きる問題やトラブルは、私の心が引っ張って来ていたんです。だから、それに固執せず手放した瞬間から、それらは離れていったんです。

 

どうです。身に起きる事象は自らが引っ張ってきているものだというのは、お分かり頂けましたか?

 

4.後日談

 

先日妻とふたりで旅行に行ったのですが、帰宅すると次男が洗濯をしてくれていました。

 

相変わらず雑な洗濯物の干し方でしたが、妻と顔を見合わせて笑いました。

 

駐車場に違法にとめていた女性ですが、先日駐車場に現れたので、挨拶をすると、笑顔で挨拶をしてくれました。

 

車は別の所にとめてありました。

 

隣接されている建物には、両親が住んでいるとか。毎週来ているようでしたが、きっと両親思いな人なんだと思います。

 

冬が近づき、少し肌寒くなったきましたが、なぜか心はあったかいままです。

 

皆さんもお風邪などひかれませぬように。