こんにちは!「ワトルズの教え」の伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。
私が一番最初にウォレス・ワトルズの書籍を読んだのは、もうずっと前になります。
『確実に金持ちになる「引き寄せの法則」』(三笠書房)が最初に読んだ書籍でした。
当時はお金に困っていて、本屋さんで見つけた、この魅力的なタイトルの本に心躍らされたことを思い出します。
ところが読み始めて見ると、なんだか怪しいことばかり。
「形のない物質」とか「思考する物質」とか意味不明な表現ばかりで、実際あまり共感できませんでしたね。
今でこそ、勝手に「ワトルズの教え」の伝道師などと名のっていますが、正直に言うと最初は挫折しました。書籍も処分して忘れ去っていたんですね。
それが、7年前に思い出して、お金がとても必要な状態だったので、藁にもすがるような思いで読み直したんですね。
その時は、別の翻訳本で、『富を「引き寄せる」科学的法則』(角川文庫)を読みました。つまり、最初と違う翻訳本を読んだんですね。
そしてワトルズが書籍の中で勧めている通りに、毎日繰り返し読みました。
また、同じくワトルズが本の中で指示する通り、ほかの自己啓発本は一切読まないようにしていました。
毎日読むと、怪しいと思っていたことも気にならなくなり、だんだん受け入れられるようになってきました。
そうなると現実にお金に恵まれだし、それまで経験したことのない豊かさを享受できるようになりました。
凝り性の私は、ワトルズのことや背景になるニューソートの思想、遡ってキリスト教やその他新宗教のことまで調べました。
すると納得できないことにも合点がいくようになったんです。
ウォレス・ワトルズは、書籍の序文で「宇宙一元論」が思想のもとになっていると述べています。
「宇宙一元論」とは、万物の元はすべてひとつのものからできているという考えです。
いやいや、鉄製のものと木製のものじゃ、原材料が全然違うじゃないかと思いました。
でも、ワトルズが言っているのは、もっと元になるものを指しているんですね。
138億年前にビッグバンが起き、宇宙が誕生しました。
そこには、水素やヘリウムといったガスがあり、星はそんなガスの塊から生まれたんです。
そして、星は長い年月の末に、その寿命を終え、「超新星爆発」を起こします。
その際に、星の中でつくられたさまざまな元素が宇宙空間に放出されます。
そして、それらが再び長い時間をかけて集まり、恒星や惑星になります。
地球は、46億年前にできた、そんな惑星のひとつなんですね。
確かにそう考えると宇宙は元は同じものでできていると言えると思います。
では、人間はどうか?
実は、人間の筋肉をつくる炭素や酸素、骨をつくるカルシウム、血液中の鉄、これらの元素はすべて星の中でつくられたんですね。
人が「星の子」と言われる所以です。
こう見てみると宇宙と自然、宇宙と人間の深いつながりを感じると思います。
私は、そんな長い時間をかけてできた壮大な宇宙に何か大きな意思があると感じるんですね。
そんな大いなる意思を人は、神と呼んだり、大霊と呼んだりするのだと思います。
ですので、ワトルズが言う「宇宙はひとつの大きな命をもった存在で、つねに生きとし生けるものに恩恵を与えようとしている」という言葉に納得がいくんです。
ちなみに、ワトルズは頭でイメージしたものが、そんな大いなる意思に伝わり、現実化すると言っているのですが、これも人によっては荒唐無稽に聞こえるかもしれませんが、最近では、量子力学の分野で、思考も粒子や波で、同じ波長のものと引き合うという仮説を立てている人もおられます。
ワトルズが生きていた100年前は、まだアインシュタインもいなかったので、直感と実体験でそんな法則を見出したと思うのですが、今となっては、そんなに荒唐無稽な話とは言えないと思うのです。
今回は、ウォレス・ワトルズの思想を科学的見地から解説してみました。
どうでしょう。お金持ちになるために、自分の思い通りに人生を歩むために、一旦素直な気持ちで、「ワトルズの教え」を学んでみませんか。