ワトラーをはじめ、当ブログにお立ち寄り下さった皆さん、おはようございます!
ワトルズの教えの伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。
今回は、『お金持ちになる科学』からお話をさせて頂きます。なお、本文中の訳語や引用は、私の愛読書の『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)から抜粋しております。
日本で、ウォレス・ワトルズの書籍が紹介されたのは、2007年から2010年ぐらいの間になります。
この当時は『ザ・シークレット』という映像が世界中で注目を集め、「引き寄せの法則」という言葉が流行していました。
頭でイメージしたことは、必ず実現するという考えです。
この『ザ・シークレット』の作者のロンダ・バーンが、ウォレス・ワトルズの著書にインスピレーションを受けたと発言したことから、日本でもワトルズの翻訳本が数多く出版されるようになりました。
私が『お金持ちになる科学』の翻訳本で愛読している『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)もそのひとつで、タイトルに「引き寄せる」という言葉が入っているところにその名残りがあります。
書店に行って、「引き寄せの法則」の関係の本を探すとスピリチュアルや精神世界系の棚に置いてあります。
このスピリチュアルという言葉ですが、定義が人それぞれなので、どういう意味かを説明するのは難しいのですが、私は、科学では証明できない思想や考え方だと捉えています。
思い描いたことは必ず実現するということに対し、実践してそうなった人がいたとしても、それを誰が見ても納得する客観的なデータや数式で証明することは出来ません。
だから、信じる人と信じない人に分かれるのです。
私は、決してスピリチュアリズムを否定しません。
神社への参拝は欠かさずやりますし、身に降りかかった出来事の全ては意味があると捉えています。
また、自身が「晴れ男」だと思っていますし、運がいいとも思っています。
ただ、それだけです。
スピリチュアリズムに依存したりはしていません。
スピリチュアルなものや考え方は決して悪いものではありません。
精神を豊かにしたり、驕った気持ちを抑え、人を謙虚にし、まわりに感謝するようになります。
ただ、これに依存するとよくありません。
昔、ある娘さんがカルト宗教にはまり、病気の母親をその団体の代表の言うがままに放置し、結果亡くしてしまうという痛ましいニュースがありました。
これなどスピリチュアリズムに過度に依存した悪い例ではないでしょうか。
病気なら病院に行きべきだったのです。
ワトルズの教え:21.オカルトやスピリチュアリズムに迎合しない
では、ワトルズの教えはどうかということになります。
私はワトルズの教えは、お金持ちになったり、人として幸せに生きるためのマインドセット育成の為の指針だと考えています。
マインドセット(mindset)とは、自身の自身の習性として根付いたものの見方や考え方、を意味する表現。「思考態度」と訳されることもある。先入観・信念・判断基準・無意識の思いこみ、等々の思考の傾向を示す。
(実用日本語表現辞典より)
なによりもスピリチュアリズムと違うのは、ワトルズの教えには、「行動」や「実践」の重要性が示されているところです。
「思考」すれば「願い」が成就するとは書かれていません。
「思考」し、「行動」することで、現在の「世の中の仕組み」を通じて思いが実現すると言っています。
例えば、ミシンが欲しいと思ったなら、以下の流れでやってくるとワトルズは述べています。
ミシンを使用している自身をイメージする(=宇宙や神に自分の願いを送る)。
↓
ミシンを与えてくれるものに対して利益を与えられる準備をする(=労働、貯金など)。
↓
ミシンが既に手に入ったものと思って宇宙や神に感謝をし、日常を送る(=既に願いが叶っているていで過ごす)。
↓
商流の流れに沿ってミシンがやってくる(=商取引、思わぬプレゼントなど)。
宇宙や神という言葉がスピリチュアリズム的なものと誤解を与えますが、もともとウォレス・ワトルズは、古いキリスト教と考えを異にするニューソートの思想家ため、そういうワードが頻繁に出てきます。
しかし、どうでしょう。言っていることは至極真っ当なことではないでしょうか。
つまり、ワトルズの教えはスピリチュアリズムではないということです。
ですから、願いを実現するために突飛なことをする必要はないのです。
大切なことは、その思いが本物であること(実はそれほど願っている訳ではなかったりします)、そしてその思いを常に持ち続けられるか(持ち続けられなければ、本物ではないのかもしれません)ということなのです。
結果を性急に求めるがあまり、オカルト的な儀式やスピリチュル的なものに頼ったりしたくなりますが、それに迎合してはいけません。
オカルトやスピリチュアリズム、もちろんワトルズの教えにも迎合してはいけません。
迎合とは、自分の考えを曲げてでも、他人の気に入るように調子を合わせるという意味です。
あくまで主体は自分自身です。自身が正しいと思ったことが正しいのです。
オカルトやスピリチュアリズムや、もちろんワトルズの教えでも、ここはいいと思うけど、ここは相いれないと思えば、是々非々で取り入れていけばよいのです。
私の経験と実践 ~ オカルトに迷走した日々
20代の頃から現在に至るまで、お金持ちになりたいとずっと思って過ごしてきました。
ですから、たくさんの自己啓発本も読みましたし、体に気をためるような訓練や龍神に水をあげたりするようなオカルトめいた儀式も数多くやりました。
でも全くうまくいきませんでした。
そして6年前からワトルズの書籍だけに絞り、それだけを繰り返し読みました(そうしろと書いていたからです)。
そして、それを日常で実践していきました。
ただ問題は、その宗教的な言い回しと哲学書のような表現でした。
私は何度も何度も読み返し、私なりに解釈し、それを実践しました。
私がワトルズの教えと銘打って、このようなブログで書いているのは、この難解な文で書かれた教えを自身の実践を通して分かりやすく伝えたかったからでした。
私のやったことは、単純なことでした。
欲しいと思う目標年収を本当に欲しい額なのか何度も精査し、それが決まればその年収を得ているイメージをしました。
そして、仕事を通じて、出会う人に喜んでもらえるように業務をひたむきにやりました(今いるところで、相手に利益を与えるようにしなさいとワトルズは言っています)。
そして、疑うことなく、なりたい自分になっていると思って行動し発言しました。
そんな風に日常を過ごせていることに毎日事あるごとに感謝をしました。
そうして気付くと、希望通り年収を何年も安定して稼いでいました。
もちろん、そんな中で、ワトルズが注意するように、貧困にまつわる話はしませんでしたし、世の中が悪くなっているというイメージもしませんでした。
ただそれだけでした。
今回のまとめ
- オカルトやスピリチュアリズムに迎合しない。
- 思いを実現するために正しいと思う行動をする。
- 貧乏自慢や過去の借金の話などしない。
- 終末思想などに迎合しない。
誤解がなきよう。
私はスピリチュアルなことが大好きです。
スピリチュアルな世界は心を豊かにしてくれ、驕る気持ちを諫めてくれます。
ただ、それとそうでない考えの両輪を共に回さなけれならないと思っているのです。
今回はここまでです。宜しければコメントをお願い致します!
宇宙の叡智とワトラーの皆さん、そして最後まで読んで下さったあなたに感謝します!