ワトラーをはじめ、当ブログへお立ち寄り下さった皆さん、おはようございます!
ワトルズの教えの伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。
今回は、私が独断と偏見で、ワトルズ的だと思う書籍を紹介するシリーズ「ワトルズの教え的読書」の第2弾となります。
今回のテーマは、「健康」です。
実は、ワトルズの著書に『The Science of Being Well』という日本ではまだ翻訳されたものが出版されていない著書があります。
『健康な人になる科学』とでも訳せばよいのでしょうか。
このブログで扱っている『お金持ちになる科学』『高潔な人になる科学』と共に、『科学シリーズ』トリロジーをなすものです。
ウォレス・ワトルズは著書の中で、人が幸福に生きることは宇宙(神様)が望んでいることだと繰り返し述べていますが、そういった意味では健康でいることは避けては通れないところなんだと思います。
『The Science of Being Well』は、先にも述べた通り翻訳本がありませんので、まだ未読ですが、今後は原書を自分なりに翻訳して当ブログで紹介したいと考えています。
そして、今回「ワトルズの教え的読書」としてご紹介する書籍は、『大切な人を がんから守るため 今できること 命の食事』(主婦の友社 南雲吉則 著)です。
南雲吉則さんって誰?
南雲吉則さんは、全国4カ所にある南雲クリニックを開業されているお医者さんで、特に乳がん手術や乳房の美容と再建手術に力を入れておられる方です。
既に60歳を超えられているのですが、食事や生活様式を変えられ、アンチエイジングに成功しています。
南雲さんは、ごぼう茶でも有名な人ですね。
健康やアンチエイジングに関する著書を多数書かれておられますが、今回ご紹介するのは、「命の食事プロジェクト」と銘打って活動をされている南雲さんががんと食事・生活習慣について書かれた一冊です。
がんになる人は2人に1人
よく「がんは早期発見、早期治療」と言われていますが、実は日本のデーターを見ると、がんになる人は2人に1人。そして亡くなる人の3人に1人はがんが原因なのだそうです。
そうなってくると、早期発見という前に、がんにならない手だてを考えた方が良さそうです。
効果的な予防策はあるのでしょうか?
この疑問に南雲さんは、食生活だと答えています。
根拠はあります。
実は、男性のがんで死亡率の高い肺がんですが、これは1995年を境に減少傾向にあります。
それはなぜか?
それは、その前から始まった世界的な禁煙運動の成果として表れてきたからだと言われます。
日本でも、たばこのパッケージの横に、1990年から、「あなたの健康を損なうおそれがありますので吸いすぎに注意しましょう」と書かれてありました。
一方で増えているがんがあります。
肥満になると血中のコルステロールの値が増えます。コルステロールは性ホルモンの材料になるのだそうです。
上記の臓器は性ホルモンの影響を受けやすい臓器です。
また、大腸がん、すい臓がん、胆管がんの死亡率も増えているのですが、これは野菜をとらなくなって、加工肉を食べる機会が増えたことによる悪玉菌の増殖が原因だと考えられています。
つまり、減少した喫煙が起因するがんが減って、食生活が起因のがんが増えていると言っているのです。
では、何を改善すればよいのか?
もう分かりますね。
食生活です。
命の食事
南雲さんは、不摂生によって、がんができるメカニズムを本書の中で簡単に説明してくれます。
不摂生により、内臓の粘膜に潰瘍ができるのですが、おすすめ出来ない食べ物を口にすると、それが潰瘍をがん細胞に成長させるエサになるというのです。
このおすすめ出来ない食べ物がくせ者で、私たちが日常よく口にすることが多い上に、結構中毒性があるものです。
何がよくないかは、本書を読んで頂くと分かるのですが、ひとつ例をあげるとパンもそうなんです。
パンとうつ
パンは精製した糖質として本書であげられていますが、この精製した糖質はがんを成長させるようです。
それは通常の細胞より、がん細胞の方が糖質をより多く摂取するかららしいのです。
私はパンが好きでよく食べていました。
営業が終わって、煙草を吸わない私が、夕方コンビニに立ち寄ってパンを食べることはとても楽しみでした。
「今日も頑張ったなぁ。」と思いながら、頬張るパンは本当に格別でした。
ただ毎日続けていると、なんとなく体調が悪くなってくるのです。直感的に毎日食べているパンがいけないんではないかと思いました。
実際、パンを作るために使われている小麦粉がよくないらしいのです。小麦粉の成分のグルテンが体に悪影響を及ぼすようです。
実際、パンをやめると体調がよくなりました。
ただ怖いことに夕方になるとパンをどうしても食べてくなるのです。
実は、この小麦粉には中毒性があるらしいので、食べることが習慣になってしまう恐れもあるようです。
またパンに使われているマーガリンはうつを引き起こすようです。
私は双極性障害を抱えていますが、確かにパンを食べている時期と体の不調の時期が合っているのです。
まとめ
私は一昨年に肺がんで母を亡くしました。
そして、数年前に妻が乳がんになりました。
妻は手術とその後の治療のおかげで元気ですが、私は二人がお医者さんからがんの告知をされるのを隣で聞いております。それは、とてもショックな瞬間で、聞く前と聞いた後では世界が変わってしまうのです。
もちろん私自身もがんにはなりたくありませんが、それと同じくらい大切な人もがんになって欲しくありません。
もし予防ができるのなら、その知識を得て、自分や自分と関わるすべての人のがん予防に利用したいと思っています。
そして、その予防策は思っている以上に簡単なことにも関わらず、効果が大きいのです。
お金があっても、時間があっても、健康でなければ幸せとは言えません。
今回ご紹介した『大切な人を がんから守るため 今できること 命の食事』は、とても読みやすいのですが、健康を考える意味でとても有益な本になっております。
是非読んで、今日からでも実践して下さい。
あなたとあなたの大切な人達が末永く健康であるよう祈っています。
宇宙の叡智とワトラーの皆さん、そして最後まで読んで下さったあなたに感謝します!