ワトラーをはじめ、当ブログへお立ち寄り下さった皆さん、おはようございます!
ワトルズの教えの伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。
今回は、『高潔な人になる科学』からお話しをさせて頂きます。なお、本文中の訳語や引用は、私の愛読書の『「思い」と「実現」の法則』(ぎんが文庫堂 佐藤富雄 監訳)から抜粋しています。
今回の教えを書くにあたって、以前ニュースで特集していた女性のことを思い出しました。
それは、母親と痴呆症の父親と暮らす女性でした。
まだ20代の女性でしたが、父親の介護に疲れ、やせ細っている姿でした。父親の世話と母親の手伝いで、男性とも縁遠くなっており、独身でうつ病も患っておりました。
見ているこっちが辛くなるほど痛々しい姿でした。
母親曰く、「娘がいないと主人の介護ができない。」とのことでしたが、見ているこちらは、じゃあ、「娘さんの人生はどうなんだ!」と言いたくなる気持ちになりました。
あの状況の娘さんを目にしながら、それでもまだ自分たちの為に、さらなる犠牲を求める母親に絶句しました。
娘さんもかつては、思い描いていた将来の夢があったはずです。
漠然としていても、何らかの将来のよいイメージがあるので、人は今に希望をもって生きられるのではないかと思うのです。
将来に希望が持てないなら、今を懸命には生きられません。だから、娘さんはうつ病を患ったんだと思います。
ワトルズの教え:20.なりたい自身の青写真を描き、そのために行動する
ワトルズは『お金持ちになる科学』でも、経済的な観点での将来像について同じようなことを述べていますが、『高潔な人になる科学』では、どちらかというと職業的になりたい自分の青写真を描くことについて語っています。
ワトルズは、望むことを青写真にして、思い浮かべて行動すれば、それは必ず実現すると言っています。
もし、あなたが何かを望むなら、それをありありと思い浮かべ、新鮮な青写真になるまで、ずっと心のなかで描き続けてください。
あなたの行動が大いなる心とかけ離れていないなら、それは具体的な形となってあなたの前に現れるでしょう。これは宇宙がつくられた法則に従って行われなくてはなりません。
『「思い」と「実現」の法則』(ぎんが文庫堂 佐藤富雄 監訳)
ワトルズは、思い描けば実現するとは言っていません。これまで、『高潔な人になる科学』で述べてきたような心の在り方で行動すれば、それは奇跡のような形ではなく、自然の法則に従って現実化していくと述べています。
私がワトルズの教えをスピリチュアルのものではないと考えるのは、この行動を強調するからです。
またワトルズは、こうも語っています。
まわりの助言や意見に、あまり気をとられてはいけません。何があなたにふさわしいかを、いちばんよく知っているのは、あなたなのです。
他人の意見には耳を傾けるべきです。しかし、どんなときも、結論は自分で出してください。
あなたがいかなる人間になるべきかを他人に決めさせてはいけません。あなたは自分が「こうありたい」と思うとおりの人間になるのです。
『「思い」と「実現」の法則』(ぎんが文庫堂 佐藤富雄 監訳)
私たちは頭の中に、脳という超スーパーコンピューターを備えています。
ですから、頭のなかでありありと青写真を描き出せるようでしたら、それは正しい行動をすれば必ず現実のものになると思います。
ですから、周りから「夢ばかり追っている」、「愚か者だ」と言われても真に受けずに進むべきだと私は考えます。
逆に、青写真がうまく描けないようなら、それは自身がどこかに不安要素を意識しているということです。
そして、それはうまく実現するためのヒントになります。
私の経験 ~ お金持ちになりたかった私
かつての私は、漠然とした夢を持っていました。
「起業して、お金持ちのなりたい」と。
当然ですが、これが叶うことはありませんでした。
夢が漠然としていて、これでは青写真を描くことも、そのための行動をすることもできません。
ですから、たまたま書店などで、「稼げる〇〇」みたいな文言を見つけると片っ端から購入し、いろいろなことに手を付けました。
ひとつ例を挙げると、eBayという海外のネットショッピングサイトから商品を購入し、それをYahoo!のオークションに出品して利ザヤを稼ぐということをやりました。
そのために、生まれて初めてのいろいろな手続きをやりましたが、なかなか稼ぐことが出来ないばかりか、やっていても全く楽しくないため、結局何回か取引をやっただけでやめてしましました。
私は当時こんなことをいつまでやらなけばいけないんだろうと思っていました。
その事業が私には向いていなかったのです。
将来の青写真を描くどころか、その取引で儲けているイメージさえわきませんでした。
お金が欲しいと思うことはいいことです。でも、漠然と欲しいだけでは、なかなかうまくいきません。
でも、その時は、そんなことにも気付けていませんでした。
私の実践 ~ 目の前の仕事に没頭した私
現在の仕事に就いてからは、仕事を懸命にやりました。
ワトルズの教えの中に、「まずは、今いるところで仕事に励みなさい」というものがあるからでした。「今いるところで大きくなって、そこに入りきらなくなった時、次のチャンスが訪れる」とワトルズは述べていました。
目の前の仕事に懸命に励んで成果を出し始めると、会社からいろいろな仕事を与えられ、たくさんのことを体験します。
そんないろいろなことを経験することで、自分の適性や自分が苦手なこと、または自分が好きなことを知るようになりました。
そして、やってみたいことが出てきます。
私は、同僚の前で、自分の営業ノウハウを説明したり、会社が主宰する行事の進行役を任されたりしました。
そんなことをする中で、自分が人前で何かを話し、聞いた人が熱心に聞いてくれることや感動してくれることに興味があることに気付きました。
また人事課の責任者になり、新人育成を任されたのですが、指導法を新人とコミュニケーションをとりながら見つけ出すことやその指導した新人が指導を通して成長していく姿を見ることに感動を覚えました。
そこで、やりたいと思ったのが、この「ワトルズの教え」を広める仕事でした。
自分が年収1000万円を安定して稼げるようになり、経済的な面だけでなく、生きていく上でのマインドセットが確立したことで、日々幸福感と充足感を感じれているのは、「ワトルズの教え」のおかげだと思っています。
そして、それを生業(なりわい)にして全国を飛び回り、たくさんの人がさらに幸せになっていく様子を目の当たりにしている姿を浮かべるとワクワクするのです。
そうなってくると青写真を描くことは難しくありません。
自身がセミナーで面白おかしく話す様子、それに熱心に耳を傾けるクライアント様の姿。
今経験しているかのようにありありと青写真が描けるのです。
今回のまとめ
- なりたい将来の自分の青写真を描く。
- 青写真を実現するために行動する。
- 青写真が描けない時は、現状の仕事で誰にも追いつけないくらい打ち込む。
冒頭にお話しした娘さんは今頃どうしているでしょうか。
私は決して立派な人間ではありませんが、こんな人にワトルズの教えを伝えて、自ら道を開いて幸せになる手助けが出来ればいいと思っています。
おこがましいのですが・・・。
今回はここまでです。皆さんの感想を是非聞かせて下さい!
宇宙の叡智とワトラーの皆さん、そして最後まで読んで下さったあなたに感謝します!