ワトラーをはじめ、当ブログにお立ち寄り下さった皆さん、おはようございます!
ワトルズの教えの伝道師、金井戸隆(かねいどたかし)です。
今回は、『お金持ちになる科学』からお話をさせて頂きます。なお、本文中の訳語や引用は、私の愛読書の『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)から抜粋しております。
今回のワトルズの教えは、最初に書籍で読んだ時、なぜだろうと思い、とても抵抗がありました。
これまでテレビなどで見てきた善行を否定するのです。
でも実践して、成功を積み重ねていくと、ワトルズの真意が見えるようになってきました。
ワトルズの教え:19.貧困や病気のことは考えない
ワトルズは『お金持ちになる科学』の中で、こう語っています。
お金持ちになりたいのであれば、貧困について研究をしてはいけません。正反対のことについて考えていては、望むものはやってきません。病気の研究をし、病気のことばかり考えていては、健康にはなれません。罪について調べたり考えたりしていては正義は広まりません。そして貧乏について研究し、考えていては、お金持ちにはなれません。
『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)
つまり、なりたいと思う姿の真逆なことに関心を持ってはいけないと言っているのですが、それは分かる気がします。
「君子危うきに近寄らず」といったところでしょうか。
ただ、私は、この文言にはじめは、違和感を感じていました。
慈善事業や慈善活動に時間を費やしてはなりません。慈善活動はそれが根絶しようとしている窮乏状態を、いつまでも存続させてしまいます。
『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)
マザーテレサがやっていることは、良くないと言っているようなものですよね。
自身の人生を投げうって、遠い貧しい国に飛び、ボランティアで医療を施したり、食べ物を与えたりする人たちの行動は間違っていると言わんばかりです。
これらのことこそ、善行ではないでしょうか?
ワトルズの真意
ワトルズは貧困のことを考えることについて、こう述べています。
あなたの頭の中が貧困のイメージだらけでは、お金持ちになるために必要なイメージを保持し続けることができません。スラムに住む人たちの窮状や、子供を強制的に働かせているおそるべき実態などについて書かれた本や新聞は読まないようにしましょう。欠乏や苦難などの気持ちが滅入るようなイメージを与えるものは、読まないようにして下さい。そうした状況を知ったとしても、恵まれない人々を助けることはできません。貧しい人々の状況は広く知られているのに、それでも一向に貧困は減る気配がありません。
『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)
これまでお金持ちになるためには、そのイメージをもつことが重要だと述べてきました。
確かに、貧困の状況に触れるということは、それと真逆のことをイメージするのでよくないことは、理解できます。
よくテレビ番組で、貧しい人たちの窮乏状態を紹介したり、難病と闘う人たちを追ったりしたものがありますよね。
あれを見ると、私はとても気が滅入ります。
前回の記事で、脳は主語がないため、他人が感じていることを自分事のようにとらえると述べましたが、このような番組を見て感情を揺さぶられることは、自身がそうなったことをイメージしているようなものです。
これは、とても危険なことです。
自分が貧困状態や病気で苦しむ状況になりたいと宇宙(神様)に伝えているようなものだからです。
ですが、ワトルズはそんな状況は無視して放っておけと言っているのではありません。
貧困をなくすためには、貧困について考える人を増やすのではなく、決意と信仰を持って、お金持ちになろうとして成功する貧しい人の数を増やすことが大切です。
恵まれない人が必要としているのは施しではありません。心にひびく励ましが必要です。慈善事業にできることは、みじめな状態のままで生きてゆくためのパンを施したり、娯楽を与えて、数時間だけいやなことを忘れさせるぐらいのことです。しかし、彼らにインスピレーション(心にひびく気づき)を与えれば、彼らを苦しい生活から脱出させることができます。貧しい人を助けたいと思うならば、まずあなたが豊かになって、彼らも豊かになれるのだということを示して下さい。お金持ちになりなさい。これが彼らを助ける最善の方法です。
『富を「引き寄せる」科学的法則」(角川文庫 山川紘矢+山川亜希子=訳)
貧しい経験しかしていない人たちに、豊かになるとこうなるのだというイメージを与えるということなんですね。
私たちがお金持ちになろうとするのは、ゴールしたいイメージがあるからです。それは、以前あった人かもしれませんし、雑誌やテレビで見た人かもしれません。
いずれにしても何かを見て、イメージするお金持ちの姿が出来たと思います。
一方貧しい国に生まれた人たちは、そんなイメージすらも持てないのかもしれません。
そう考えると私たちがお金持ちになって、そのお手本となるのはとても素晴らしいことではないでしょうか。
病気と闘っている人達に対しても同じことが言えます。
変な同情や慰めよりも、早く健康になってあんな風になりたいと思ってもらえるような自分の姿を見せることの方が大切なのだと思います。
ワトルズは、そこを強調しているのです。
私の実践 ~ 豊かになった自分をさらけ出し、悪しきものに関わらない
私は大金持ちでも億万長者でもありません。まだ道の途中です。
それでも会社では、社長以外に年収1000万円を越す者が私ともう一人しかいません。
しかし、そうなれるチャンスが皆にあるため、私は自身のことを結構話しています。
「お金があるから買えた。」
「旅行にこの前も行った」
「外食で高い料理を食べた」
などですが、聞く人によっては、自慢話に聞こえるかもしれませんが、どう思われようといいと思っています。
若い部下の中には、私の生活スタイルやお金や仕事に対する姿勢を真似ようといろいろと質問をしてくれる者もいます。
私は、そういう部下の態度が嬉しく、包み隠さずなんでも話します。
私が人事課の責任者になり、1年半になりましたが、お金持ちになると決め、熱心に仕事をすることで収入を上げてきている新人が少しづつ出てきました。
嬉しい限りなのですが、うかうかしておられません。
私は次のステップに上がり、さらに高みにいる姿を見せてあげたいのです。
それから、ワトルズの教えを実践する中で、私自身が気を付けていることがあります。
それは、「貧乏自慢」「不健康自慢」の話に参加しないというものです。
亡くなった私の母は、自身も裕福ではなかったのですが、社会的な弱者にとても優しい人でした。
私は、そんな母を尊敬していますが、母が一生を通じて経済的に恵まれなかったのは、そんな考えや付き合いがあったからだと思っています。
母の家には、ユーモアをもって、自身の貧乏話や病気の話をする人がよく集まっていましたが、その空気感が私は苦手でした。
どうしてもそこにいると裕福になるイメージになれないからです。
むしろ、貧乏や病気と闘っている自分が好きな人達ではないのかと思えてくるのです。
ですから、少々冷たいようですが、母との付き合いの中では、その部分に関しては距離を置いていました。
今回のまとめ
- 貧困なものには関わらない。
- 病気などはないものと思う。
- 「お金は十分ある」と言い続ける。
- 「自分は人より免疫力が高いので病気にならない」と言い続ける。
今回はこれまでです。皆さんのコメントを頂くと嬉しいです!
宇宙の叡智とワトラーの皆さん、そして最後まで読んで下さったあなたに感謝します!